日本では、縄文時代から1万6千年続いて来た食生活が、戦後70年で大変貌?そのわけは・・・

S.B (ソーシャルビジネス)取組みの一環なのですが、NPO法人「あなたの田舎」を立ち上げました。

今、世の中に食べ物は豊富を通り越して溢れています。でも、よく見渡して下さい。日常の食品に不思議が一杯あると思うのです。

生鮮食品(野菜・魚肉)、果物以外の食料品。食品マーケットなどで見渡して下さい。加工品が圧倒的では有りませんか。化学薬品不使用や無添加の物は、何%あるでしょうか。

今のこの時代、冷蔵庫の無い家庭など有るでしょうか?独身の一部には見られるかも知れませんが、でも、コンビニなどを利用すれば、有るに等しいのではないでしょうか。

流通運搬(アクセス)も、一般道に高速道路など十分整備されています。車両は、冷蔵車、保冷車など、商品に直接的な鮮度保持技術も、とても進化しています。最近では、運搬に飛行機も使われるようになりました。次世代は、AI(Artificial Intelligence)ドローンの時代でしょう。

でも、今、何故、なぜ添加物使用の加工品があふれているのでしょう。

もう二世代、いや三世代前になる語りの下りかも知れませんが、今は、戦後の物の無い時代ではないのです。衛生状態もほぼ安心な状況ではないですか。ほんの少し前の戦後では、一家総出、夫婦共稼ぎで稼がなければならない日常、トイレは汲み取り、夏に向かい蠅はブンブン、電気冷蔵庫なんて記憶にありません。氷で冷やす冷蔵庫など備えているところも一般家庭では無かった。半ドームの防虫ネットや布きんが台所やちゃぶ台の上で大活躍、夏など網籠のオヒツまであって、軒先で腐敗を遅らせていた時代。思い出しました、そのオヒツのヘリには、乾燥したご飯が張り付いていて、それをこそげ、フライパンで乾煎り、そのころ高価だった砂糖をパラパラと振り掛けて、おふくろに作って貰ったお菓子が懐かしく思い出されます。今振り返ると保存の知恵やカビけた餅を食べる工夫や色々と知恵の宝庫だったな。そんな共働き家庭での食事では、加工食品など防腐剤や防かび剤は救世士の役割だったのでしょう。衛生面でもそんなところがありました。水道水には塩素。塩素神話なるものまであって喜ばれたものです。そして、むやみやたらに虫を殺すだけの強力な殺虫剤、虫は小さいから速攻です。今にして思えば、細胞レベルでの考えは、まったく至らなかった時代だったのでしょう。そして、訳の解らない病気があちらこちらで発病、大人に多く発病が見られたことから成人病などと命名されたのです。一方では、防腐剤、防かび剤、色素、化学調味などの食品添加物や塩素、殺虫剤、塗料(アスベスト含む)等、問題指摘が社会的現象となり、また、幼児や子供にも同じ症状の病気が発症するようになり、近年になって、成人病から生活習慣病などと変名されました。何か個人に責任を押し付けたかのような病名だと思われませんか。この事に疑問視される風潮が少ないのが私には少し気になります。私が変名するなら、セイジセキニン病とします。漢字は、好きな物を当てはめて下さい。

それはさておき、最近では防腐剤無添加の食材も増えてきましたがまだまだです。でも、その代わりのようなものは入っています。もうこれ以上突き詰めると長くなってしまうから止めますが、今の技術革新の時代、添加物などまったく要らなくても、良いのではないでしょうか。それに対して、その何も足さない限られた組織は、若干ありますが、一般的には製造ライン設備への資金導入や償却期間、人件費など企業側都合で出来なくしているのが現状ではないのかと、私の勝手な想像ですが思っています。そして、私の考えは、その若干な安全にこだわる組織を広めて行くことです。しかし、ある一面には、消費者の責任…?、無関心にあると言えなくも有りません。ここでお願いです。これからの下記の文書にも目を通して頂けないでしょうか。そして、未来に馳せて見て下さい。

人間が、食生活と言うものの考え方をしだしたのは、いつごろ始まったのでしょう。その起源を調理が始まった頃としましょう。

想像するに日本では、まだ新しく1万6千年くらい前、縄文時代でしょうか。火力を用いる事はあったでしょうから、冬など季節的なものに始まり、乾燥、燻製、発酵、塩蔵、中でも塩蔵は、塩作りの技術が確立してからと考えられるので、比較的新しいのではないかと思います。糖蔵や酢酸は、もっと後ではないかと考えます。

つまり、特に戦後、たったの70年です。偉そうに言っていいですか?。まして100年や200年の食生活の歴史で、今が存在しているのでは無いという事を言いたいのです。今の食生活に近い状態でさえ、遺跡からたどれば日本では2千年近くになるのではないでしょうか。無論、食品だけの事ではありませんが、現代の便利漬けの世の中とは違うでしょう。それでも、結果的ですが、いのちを繋いで繁栄してきました。

特に戦争の無かった江戸時代は、大袈裟ですが人口爆発が生じています。無論、栄養バランスや医療技術は、現代に遠く及ばず、平均寿命は40歳ぐらいと短いものだったと言われています。特殊(富裕層?)な生活環境では、70~85歳の長寿の人もいました。

この時代の平均寿命が短いのは、出産や若年層の死亡が多かったと考えられ、平均を下げていると思われます。でも、この事を冷静沈着、冷徹かな。そのような考え方から見れば、太古のそれ以来の強い遺伝子を残す、自然の摂理ではなかったのではないでしょうか。今、生を授かっている事は、その恩恵かも知れません。ご先祖様を大事にしなければ成りませんね。

はてさて、難しい解釈になるのですが、今の日本が直面している高齢化社会における現代の医療の進歩は、道なかばで両刃の剣状態なのかも知れません。これは、寛大な心で容認して行かなければならないでしょう。IPS細胞技術の進歩、ゲノムの解明、遺伝子組み換え技術の飛躍は、現代医療のそのものを根底から変えるのでは無いでしょうか。癌も盲腸の疾病程度になるやも知れません。しかし、これは私の想像にしか過ぎません。でも、今の生きている瞬間は、待ってくれません。

営々と続いて来た食生活。良く生活3原則として衣食住の言葉が上げられます。でも、少し考えて見て下さい。今の時代、日本では特殊な例を除いて、衣、食、住、が整わない事はない時代です。しかも、飽食の時代と言われている昨今、衣住食になっているのではないでしょうか。衣住がそれなりに整ってから、何等かの形で食にこだわり出す。更に、その一部の人達が、健康を併せ持つ食にこだわるような、そんな時代ではないでしょうか。飽食の時代、食の大切さ、命を繋ぐ一番大事な物であると言うような事など、考えられないのではないでしょうか。

昔からの格言、経験値から出ていると思われますが、転ばぬ先の杖。食、衣、住の順番に、明日から!、いや、今日から。何と言っても飽食のさなかなのですから、食品があふれているのですから、あえて発言します。しかも、質の高い食品を選びましょう。

親が選択する健康な食品は、身近にあるのではないでしょうか。便利な添加物が用いられた味付け加工品ではなく、手作り料理する。盛付けだけする調理ではありませんよ。万年続いている旬の食品を用いた料理です。医食同源に則した料理です。直ぐそこの便利ではなく、少し離れたところの便利に手を伸ばして下さい。

最初は、薬膳料理のように特権階級だけだったかも知れませんが、広く考えられるようになった医食同源の言葉。

現代は、昔と違って医療が発達したから、気軽にコンビニに行くように多くの人が医療機関に・・・?これって、身体の具合が悪いから医療機関に行くことですね。当然、悪くなければ行かない。医療が発達して、平均寿命が延びて…?この平均寿命には、寝たきり期間12.7年(女性・男9.2年)が含まれている事を知って下さい。現在では、老人の入院期間に歯止めを掛け、言葉は悪いですが、強制退院させられます。20年ほど前でしたか、成人病が生活習慣病とかに替えられた頃だったと思います。その頃の寝たきり期間は、17~19年でした。人数にも驚いたのを覚えています。そして、何故短くなったのか、俗にいう厚労省の放り出し制度によるものです。その代りに成るかどうかは、個々の考え方によりますが、特別何とかという施設が増えました。このくだりには、賛否両論があると思います。

話がそれましたが、戦後、70年足らずで人の生体は変わるものでは有りません。だけど、戦後の物の無い時代は変わったのです。何故、化学物質食品添加物や化学肥料と近代農薬(主に殺虫剤)だけが蔓延しているのか。

化学肥料と科学農薬発祥の地、ヨーロッパ。第一次世界大戦の毒ガス兵器の副産物と言われて、ヨーロッパが先進国で世界へ広まった。しかし、今のヨーロッパは、有機農業がもてはやされ、農業の主流と言われています。化学肥料、化学農薬を世界へ率先して売り込んだヨーロッパが何故?その弊害を経験から知ったからに相違ないからでしょう。

衣食住の食を除くものは、短期間なら無くても何とかなります。口に入れる食は、絶対的と言えるほど水を初め、欠かせないものです。だから、食と衣住と健康があれば、最高の幸せなのではないでしょうか。健康とは、害して初めて気づくものである事が心もとないのですが、尋常のようです。平均寿命ではなく、最も大事なのは、健康寿命なのです。それを支えるのが医食同源と考えます。ここが、文中で述べた、その若干な組織を大きく仕様と進めているのがサムズの心、リーズナブル(安価)な安全安心農産物流通の出発点なのです。土と土壌菌と土壌菌の餌と考えている肥料づくりの充実をめざす。元気な土と、ミネラル含有の土から成長する農産物。そして、最後にピュアな水。それは、美味しさと鮮度保持に繋がります。そして、最後に一言、まだ!!…、シツコイと言われても、懸念している事を言わせて下さい。今世紀中には、必ず食糧危機が来ます。と…